月と太陽の引力が生み出す潮汐のメカニズム
潮の満ち引き(潮汐)は、主に月の引力によって海水が引き寄せられることで起こります。なぜ1日2回満潮になるのか、なぜ大潮と小潮があるのか、その仕組みをわかりやすく解説します。
海水は月の引力に引き寄せられ、月に近い側の海面が盛り上がります。これが満潮です。月は地球の周りを回っているため、海面の盛り上がる位置も移動し、その地点が盛り上がりの位置に来ると満潮、外れると干潮になります。
実は月に近い側だけでなく、その反対側でも海面が盛り上がります。これは地球と月が互いに回り合うことで生じる遠心力によるものです。月側と反対側の2か所が盛り上がるため、地球が1回自転する間に各地点はおおむね2回満潮・2回干潮を迎えます。
月だけでなく太陽の引力も潮汐に影響します。新月・満月のときは月・太陽・地球が一直線に並び、引力が重なって干満差が最大になります(大潮)。逆に半月のときは月と太陽の引力が直角方向にずれて打ち消し合い、干満差が最小になります(小潮)。潮名について詳しくは大潮・小潮とはをご覧ください。
月が地球を一周する見かけの周期は約24時間50分です。そのため満潮・干潮の時刻は毎日およそ50分ずつ後ろにずれていきます。昨日と今日で潮の時刻が違うのはこのためです。正確な時刻は潮見表で確認しましょう。